すっかり更新を怠っている内に年は変わり、何と1年近く経ってしまいました。
そしてトピックは1年前と同じバッティストーニ。
最近、中国人の風水の先生と、食事をご一緒する機会があったのですが、そこで旧正月を基準にした運勢の話になり、調べてみると、昨年は1月31日が旧暦の元旦、今年は2月19日でした。
1月31日といえば、ある週刊誌から、衝撃的な取材を受け(みなさんもご存じのああの事件です)、そのままその夜はサントリーホールで、来日中のバッティストーニの素晴らしいマーラーを聴き、取材のことがずっと引っかかりながらも、終演後はバッティストーニと食事をし、いろいろな話をした、とても濃い1日でした。
2014年の良いことと悪いことを象徴するふたつの出来事が両方重なった1月31日。
そして今年の2月19日は、バッティストーニが再来日し、オペラ「リゴレット」を振る初日です。
あまり占い的なものは信じない方ですが、不思議な巡り合わせを感じてしまいます。
バッティストーニは、つい先日、新しいアルバムをリリースしました。(上はそのジャケット写真です)。
彼と仕事を始めたときから、セッションで是非録りたいと思っていた、「イタリアオペラ管弦楽・合唱曲集」です。
このジャンルでは、なかなか決定盤といえるアルバムがなく、未だにカラヤンのものを愛聴している方も多いかと思いますが、自信を持っておおくりできる素晴らしい作品がついにできました!
27歳のバッティストーニの才気と歌心が溢れる指揮に、手兵のカルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団が応え、イタリアの伝統的な味わいと、現代的な躍動感、切れ味が両立した、素晴らしい演奏が繰り広げられています。
セッションの最終日の翌日は、録音と同じプログラムによるコンサートも行われました。
レコーディングは、我が部の大ベテラン、馬場ディレクターに託し、最高のものを作っていただきました。
オペラ愛好家はもちろん、そうでない方も、絶対に楽しんでいただける自信作ですので、是非聴いてみてください。
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