冨田勲さんとスティーヴィー・ワンダー

投稿者: | 2016年6月16日

5月5日に亡くなった、冨田勲さんのお別れ会が、昨日、無事終了しました。
冨田さんが、生前、クインシー・ジョーンズやマイケル・ジャクソンなど、様々な海外のアーテイストから尊敬され、また交流があったことは有名ですが、中でも親しかったひとりが、スティーヴィー・ワンダーです。
今回のお別れ会では、是非スティーヴィーさんからメッセージをいただきたいと思ったのですが、リリース元のレコード会社や以前の招聘元に訊いても、最近リリースや来日がないため、意外に事務所の連絡先が分からず、いろいろ手を尽くして、やっとマネジメントに携わっているお兄さんの携帯の番号を入手し、電話をして、最終的に、ビデオコメントをいただくことができました。
最初にお兄さんと話せたときに、「スティーヴィーは、トミタの大ファンだから(Stevie is a great fan of Tomita)、きっと協力するよ」と言ってくれて、改めて、冨田さんが、いかに大きな存在感があったか、実感しました。

以下がメッセージをテキストに起こしたものと、その拙訳です。
スティーヴィーさんの事務所の許諾を得て、ここに掲載しておきます。
マスコミにも同じものをお配りしたので、どこかのサイトに、既に掲載されているかも知れませんが、せっかく素晴らしいメッセージなので、いろいろな方に読んでいただきたいと思い、ここにも残しておきます。

A SYNTHESIS EXTRAORDINAIRE.
その発想は、並外れていて
A SPIRIT LIKE NONE THAT I EVER KNEW.
その精神は、他に出会ったことがなく
A HEART THAT REMINDS ME OF MY GIFT THAT I WEAR EVERYDAY
その心は、いつも、思いおこさせてくれる
FROM MY MOTHER THAT SHE GAVE ME ON MY BIRTHDAY.
私が生まれたときに、母から授かったものを
IN 2006, THAT SAME MONTH, MAY 13 TH, MY BIRTHDAY – THE 31ST,
2006年、私の誕生日5月13日と同じ月の31日、
MY MOTHER WENT TO HEAVEN,

母は天国へと旅立った
AND I KNOW SOMEWHERE, AT SOME TIME IN ETERNAL LIFE,
でも、私は知っている、いつかどこかで、永遠の生命を得た
TOMITA AND MY MOTHER WILL MEET AND THEY WILL TALK ABOUT ME
TOMITAと母は出会い、私について語り合い、
AND SHE WILL TELL HIM HOW I LISTENED TO
そして母は彼に話すだろう、私がどれだけ彼の音楽を繰り返し聴き、
HIS MUSIC CONTINUOUSLY, HIS TALENT, HIS GIFTS.
その天賦の才能を信奉していたかを
TO THE FAMILY, YOU WERE BLESSED WITH A WONDERFUL GIFT.
ご親族のみなさん、あなたがたは素晴らしい贈り物を与えられました。
AND, AS WE KNOW, GIFTS FROM HEAVEN HAVE TO ULTIMATELY RETURN TO HEAVEN.
そして、ご存知のとおり、天からの贈り物は、天に返されなければなりません。
SO, LETS JUST CELEBRATE THE GIFTS THAT HE LEFT BEHIND TO ENJOY.
だから、いまは、祝福しましょう、彼が遺してくれた素晴らしい作品を
THANK YOU.
ありがとう

STEVIE WONDER


冨田勲さんとスティーヴィー・ワンダー」への1件のフィードバック

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