昨年9月より、マネジメントを引き受けることになった、三味線奏者の上妻宏光ですが、今年はデビュー15周年になります。
本日から、作曲と演奏を担当している六本木歌舞伎(脚本:宮藤官九郎、演出:三池崇史、出演:市川海老蔵・中村獅童ほか)が開幕しますが、今年は、いろいろなコンサートが予定されています。
5月には矢野顕子さんとのデュオコンサート。これは昨年、ニューヨークで行われて好評だったライブの再現になります。
7月から9月にかけては、津軽三味線の生の音を、PAを通さず堪能できる「生一丁」ツアー。
8月29日には、上妻宏光が、「日本の文化や風土に立脚しながら、世界に通じる新しい価値観を発信したい」という狙いで立ち上げた、「日本流伝心祭 クサビ」が、渋谷公会堂で行われます。市川猿之助さん、林英哲さん、由紀さおりさんなど、多彩なゲストとともに繰り広げるコンサートを超えたエンタテインメントです。
詳しくは、以下のオフィシャルサイトを、是非ご覧いただければと思います。
http://agatsuma.tv/
個人的にお薦めは、彼が、デーモン閣下、能楽師の山井綱雄さんと3人で作り上げる舞台作品「義経記」です。これは観ないと、なかなか面白さが伝わりにくいのですが、義経の生涯を、デーモン閣下が、様々な役を語り分け、山井さんが舞と謡で深遠な世界を繰り広げ、上妻宏光の音楽が、時空を超えた空間を作り出す、笑いあり、涙ありの、とても魅力的な舞台です。
少しずつですが、全国に展開していきますので、是非一度体験してみていただければと思います。